葛西臨海水族園、来年1月からペンギンの生態エリアの展示を一時休止

東京都江戸川区にある葛西臨海水族園が老朽化による展示場の補修工事を行うため、2024年1月より「ペンギンの生態」エリアの展示を当面のあいだ休止することを発表した。

「ペンギンの生態」展示の休止期間は2024年1月から10月末までの予定。この期間中は、10時30分〜15時のペンギンのエサの時間と、12時30分のペンギンのスポットガイドが中止となる。展示を休止するのは同園で飼育されているフンボルトペンギン、フェアリーペンギン、オウサマペンギン、ミナミイワトビペンギンの4種となる。

また、工事に先行して2023年9月から順次、飼育・展示しているフンボルトペンギンの一部が他園館に移動となる。フンボルトペンギンの移動先は天王寺動物園(大阪府大阪市)、アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城県東茨城郡大洗町)、浜松市動物園(静岡県浜松市)、鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)、新潟市水族館マリンピア日本海(新潟県新潟市)、埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東松山市)。そのほか、フンボルトペンギンの一部とフェアリーペンギン全羽は仮設飼育施設(非公開)に、オウサマペンギンとミナミイワトビペンギン全羽は屋内飼育施設(非公開)に移動となる。

今回の展示場の補修工事は、施設の経年劣化と動物の安全な飼育管理に向けたもの。「展示休止日及び再開日につきましては、決まりしだい葛西臨海水族園公式サイトでお知らせします」と発表されている。