サイレント映画に残るペンギンの生態!貴重なドキュメンタリーが国立映画アーカイブで伴奏付き上映

サイレントシネマ・デイズ2023 死の南極 ロアロア ペンギン ペンギン・ポスト 国立フィルムアーカイブ
『死の南極 ロアロア』

国立映画アーカイブで10月3日より企画上映「サイレントシネマ・デイズ2023」が開催される。

世界各地で開催されている無声映画祭と同様に生演奏付きで無声映画を上映する同企画。今回は没後50周年を迎えた早川雪洲の『颱風』(1914年)をはじめ、アメリカやフランス、ドイツ、中国、日本映画など、劇映画からドキュメンタリーまで6プログラム7作品が上映される。

注目は、動物ドキュメンタリー『死の南極 ロアロア』(1929年)。南極への玄関口にある英領サウスジョージア島で、ペンギンやアザラシなどの生態を観測している。当時、最盛期を迎えていたグリトビケン捕鯨基地における鯨の解体場面なども撮影されている。

ドイツで制作された同作は、アメリカのリチャード・バード少将の飛行機による極地到達に刺激されたもの。日本では『南極』というタイトルで1930年に公開された。上映時間は87分。

そのほか、フランスの名匠ルネ・クレールの傑作コメディ『イタリアの麦藁帽子』(1927年)などを上映。サイレント映画伴奏の経験が豊富なピアニストたちが日替わりで出演する。

『死の南極 ロアロア』は10月4日(水)の15時〜、10月7日(土)の16時〜にそれぞれ上映。伴奏付上映は7日の回となる。

サイレントシネマ・デイズ2023

2023年10月3日(火)〜8日(日)
国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)
中央区京橋3丁目7-6

上映作品 (6プログラム・7作品) 

『颱風(タイフーン)』(1914年、アメリカ、監督:レジナルド・バーカー)
伴奏:長谷川慶岳
『イタリアの麦藁帽子』(1927年、フランス、監督:ルネ・クレール)
伴奏:柳下美恵
『死の南極 ロアロア』(1929年、ドイツ、撮影:アルバート・ベニッツ)
伴奏:鳥飼りょう
『怪奇猿男』(1930年、中国、監督:馬徐維邦)
伴奏:小林弘人
『九條武子夫人 無憂華』(1930年、監督:根津新)、『輝く愛』(1931年、監督:西尾佳雄、清水宏)
『乙女シリーズ その一 花物語 福壽草』(1935年、監督:川手二郎)
活動写真弁士:片岡一郎、伴奏:上屋安由美