10月20日より全国の映画館で公開されるアニメーション映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』のWEB予告映像が公開されています。謎のペンギン・エルルが最後に残す、意味深な発言が不思議な余韻を残す仕上がりとなっています。
映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』は、第25回文化庁メディア芸術祭でマンガ部門の優秀賞を受賞した西村ツチカによる漫画が原作です。お客さまはすべて動物という不思議な百貨店を舞台に、新人コンシェルジュとして働き始めた秋乃の悪戦苦闘が描かれます。
YouTubeで公開されているWEB予告映像は、秋乃の「ようこそ、北極百貨店へ」という初々しい挨拶から始まり、長年連れ添ってきた妻を喜ばせたいというワライフクロウや、父親へのプレゼントを選ぶウミベミンク、恋人へのプロポーズに悩むニホンオオカミなど、三者三様のファッションに身を包んだ個性豊かなお客さまが次々と映し出されていきます。
謎のペンギンのエルルが登場するのは、映像が終わる直前のこと。カリブモンクアザラシのお客さまが突如倒れ込み、唖然とする秋乃をじっと見つめるエルルが「強い者か賢い者か、生き残るのは何者だと思う?」という意味深な発言を残し、雰囲気が一変させています。
映像で聞くことができるのは、主題歌であるMyukの「Gift」。声優としては、秋乃役で川井田夏海、エルル役で大塚剛央、ケナガマンモスの造形作家・ウーリー役で津田健次郎が参加しています。監督は『ボールルームへようこそ』などの板津匡覧、脚本は『漁港の肉子ちゃん』などの大島里美、制作はProduction I.G。
アヌシー国際アニメーション映画祭2023の「Screening Event(特別上映)」部門に正式に招待されたほか、ファンタジア国際映画祭では長編アニメ部門観客賞銀賞を受賞、さらに第36回東京国際映画祭アニメーション部門での上映も決定しています。